死亡事故があった事故車の見分け方ってあるの?
事故車って聞くと誰しもが「いやだなー。死亡事故を起こした車じゃないのか? きっときっとそうに違いない!」と一瞬にして頭をよぎるると思う。事故の程度によっては必ずしも死亡事故を直結しないことが通常である。
とにかく、悲しいかな、事故車という文言が一人歩きしてしまう傾向にある。真っ白の浜辺を歩くように、先ず思い込み等を捨てて常に事態を客体化して洞察することを薦める。
このように物事を進めることは色々な場面で思わぬ方向に事態が動く可能性が広がる。事故程度はそうでなくても、死に直結することだってあり得ることを十分認識することである。このような車が市場に出回ることがある。
つまり、これといった問題もなく市場に流通してしまうことがある。
例えば、ほんの軽度の接触事故でも打ちどころによっては死に至ることもあり得る。片や、事故程度が激しく原状に程遠い位の事故であっても、死亡に直結しないこともある。事故程度によっては廃車にされてしまうか、修理を施して市場に流通されることのいずれかになることが普通である。ということで、事故の程度が中程度であっても、死亡に直結する可能性は殆どないため、余りに色々と悩むことは徒労に終わってしまう。
➡ どんな死亡事故が多いのか?
基本的には車同士の衝突等による死亡事故は極めて少なく、大概は車に轢かれたり、車にぶつかって打ちどころが悪かったりして死に至るケースである。ということは、車の中ではなく、車の外での事故がほとんどで、このような場合は車へのダメージは少ないため、修復歴のない車として市場に出回ることが多い。車のオーナーは死亡事故を起こした場合、免許の取消が行われることから車を手放す事態になる。
➡ 死亡事故を起こした車の判断は?
先ず何より、車の販売側で死亡事故があった車として販売することはありえない。そのため、死亡事故を起こしたか否かを知ることは実に難しいといえる。また、車のディーター側においても、死亡事故を起こした車であることをつゆ知らず販売する可能性は大である。
➡ 死亡事故を起こした車とどう付き合えばいいの?
死亡事故を起こした否かの判断には非常に困難を伴うし、難解であるため、「知る」こと、及び色々な連想をすっぱり断ち切り、与えられた現況をきちんとした姿勢で事にあたることをすすめる。取り越し苦労をやめるべきである。もう一度繰り返すが、事故車というのは車の骨格に関する損傷を修理した車のことをいう。
すなわち、事故車とは修復歴車と同義であることを頭に叩き込むことである。骨格に対する一因による事故が事故車(=修復歴車)と言われる。裏をかえせば、死亡するような事故を起こした車は殆どが廃車になってしまう。廃車になることなく市場に出回っている場合を考慮して、最初から事故車を選択外にして車の選定をすべきである。